【知識】多汗症とワキガの関係を考える。
私もそうでしたが、「多汗症とワキガの関係性」を理解している人って少ないと思います。
実は、「多汗症」と「ワキガ」って、同じわきの下に発症しますが、その仕組みは全くの別物なんですよね💦
今回は、その仕組みが別物でも「密接な関係性」があることを、わかりやすく伝えたいと思います。
「多汗症」と「エクリン汗腺」は友達関係
多汗症とは、体温上昇とは関係なくエクリン腺の汗が過剰に放出される疾患で、「手、足、腋の下、股間」の汗腺が比較的集中したところに症状が出ます。
そして、
エクリン腺の汗は、アポクリン腺の汗に比べて成分が薄いため、無臭でサラサラの一般的な汗です。
だから、多汗症でワキガのニオイが発生することはありません。
「ワキガ」と「アポクリン汗腺」は友達関係
ワキガとは、わきの下のアポクリン腺から分泌される汗が原因で、その脂肪分などを含む汗を、わきの皮膚やわき毛の常在細菌によって、分解されるときに発する悪臭です。
だから、
多汗症の原因であるエクリン腺とは仕組みが違うので、まったく関係がないんです。
2つの症状が交わると「ワキガ」が増長される
そんな、
仕組みの全く違う症状の「多汗症」と「ワキガ」なんですが、タッグを組んでしまうと大変なことになるんです。
要するに、
アポクリン腺の汗をエクリン腺の汗で薄められて拡散されるからなんです!!
さらに、
わき毛は体温調整をするために汗が流れ落ちるのを止めてしまい、空気中にニオイを拡散させる役割をするので、被害は倍増となります💦💦
ということで、多汗症でワキガのあなたは、私のようにわき毛をきれいに処理して、ワキガ対策をしやすいワキの環境を常に整えておきましょう。