「制汗効果」に優れた有効成分は2種類だけって知ってました?
世の中には、数え切れないほどの「制汗剤」と」呼ばれるデオドラント製品があります。
毎年、メーカーから新しい制汗剤が発売され、はっきり言って、
「どれを使えばいいの?」
「どの制汗剤使ってもそんなに変わらないでしょ?」
って感じですよね…💦
「それ正解です!!」
はっきり言いますが代表的な「制汗効果」に優れた成分は2種類です!
今回は、「有効成分」が同じなのに、なんで制汗効果に違いがあるのかを伝えていきます。
ぜひ、相性が良い制汗剤選びの参考になればと思います。
この記事が伝えたいこと
制汗効果に優れた有効成分は2種類です。
ワキガクリームなどのデオドラント製品や、市販の制汗剤など、制汗作用に優れた代表的な有効成分は、「フェノールスルホン酸亜鉛」と「クロルヒドロキシアルミニウム」の2種類の成分が、9割以上の製品に配合されています。
もちろん、
それぞれの製品によって、配合量やサポート成分による相乗効果などもあり、制汗効果に違いが出てくるし、敏感肌に合わなかったり、ワキ肌のコンディションにも違いが出てきます。
自身の肌への相性は、最終的に使ってみないと分からないのですが、この「フェノールスルホン酸亜鉛」と「クロルヒドロキシアルミニウム」の2種類の成分には特徴があり、違いを知ることで自分と相性の良い製品なのか、使わなくてもある程度分かるようになります。
とにかく、
「ワキガクリーム」は、私が使ってきただけでも100種類以上あるし、毎年新製品が発売されるので、全部試すのは無理ですよね💦
海外製品を除いて、ほとんどのデオドラント製品には全成分が表示されているし、有効成分も分かりやすく表示されているので、購入前にチェックして自分に合った「ワキガクリーム」と早く出会って欲しいです。
①フェノールスルホン酸亜鉛(パラフェノールスルホン酸亜鉛)とは
「敏感肌」の方でも安心なくらい低刺激にもかかわらず、強い収れん効果がある最新の制汗成分です。
汗に含まれる「たんぱく質」と混じることで、金属塩を作って汗が出る汗腺に蓋をします。
アポクリン汗腺だけではなく、エクリン汗腺の汗も同時に抑えることによって、菌の繁殖しやすい環境をシャットアウトします。
非常に優れた制汗効果を発揮しますが、「クロルヒドロキシアルミニウム」より制汗効果が少し劣ります。
ですが、
とにかく肌に優しく「肌荒れ」や「かゆみ」などの炎症になりにくく、わき肌のコンディションを保ちやすいのが最大の特徴です。
市販の制汗剤などで、すぐに「かゆみ」などを感じる方は、このフェノールスルホン酸亜鉛(パラフェノールスルホン酸亜鉛)」が有効成分で配合されたワキガクリームを使用しましょう。
②クロルヒドロキシアルミニウム
強い収れん作用がある成分で、たんぱく質(皮脂分泌物)と結合して汗腺に蓋をする機能があります。
ただ、
若干の皮膚刺激が気になる成分でもあります。
肌の弱い方は「パッチテスト」などしてから脇に塗ることを推奨します。
とにかく「肌荒れ」や「かゆみ」などの炎症により、ワキガ臭が悪化することも考えられるので、「かゆみ」を少しでも感じたら、即使用を中止しましょう。
そして、
「肌荒れ」や「かゆみ」を感じなかったら、間違いなく「フェノールスルホン酸亜鉛(パラフェノールスルホン酸亜鉛)」より制汗効果が期待できますので、成分表示を確認して有効成分に「クロルヒドロキシアルミニウム」と表示されたワキガクリームをチョイスしましょう。
少数ですが「制汗作用」に優れた成分が2種類存在します。
制汗作用のあるデオドラント製品の9割以上は、有効成分で「フェノールスルホン酸亜鉛」と「クロルヒドロキシアルミニウム」のどちらかの成分が配合されていると説明してきました。
しかし、
残り1割に満たない少数の製品で、もう2種類だけ「制汗作用」に優れた成分が存在します。
ですが、
このどちらの成分も「クセ強め」で、使用するにあたって絶対に知っておいた方がいいので、そちらも説明していきます。
①乾燥硫酸アルミニウムカリウム(ミョウバン)とは
まず1つ目のレア成分は「乾燥硫酸アルミニウムカリウム」と言って、いわゆる「ミョウバン」です。
省略して「硫酸(Al/K)」と書かれていることもあります。
この「ミョウバン」って非常に優秀な成分で、収れん作用と抗菌効果がありますが、収れん作用(制汗効果)がメインの成分です。
そして、
天然成分(鉱物)で安心だし、古来から使用されていて肌にやさしいですが、化学反応的に「痒み」が出やすいので要注意です。
実際に私も、有効成分が「乾燥硫酸アルミニウムカリウム(ミョウバン)」の製品を使うと、敏感肌ではないけどすぐに「かゆみ」を感じてしまうので使用しません。
代表的な製品として、非常に人気の高い「デオナチュレ」シリーズが、有効成分として使用されています。
ミョウバンの成分だけで「制汗」と「殺菌」の効果があって、値段もお手頃となると、必然的に学生さんなんかにも人気になりますよね。
私も以前に気に入って使っていたのですが、天然成分で安心とはいえ、鉱物由来なので金属アレルギー的な感じなのか、私のワキ肌には相性が悪いみたいです。
ただ、制汗効果はしっかり実感できたので、「パッチテスト」してみて大丈夫な人はオススメの成分でもあります。
②塩化アルミニウムとは
最後に、
この「塩化アルミニウム」は制汗効果だけ考えれば最強の成分です。
日本の場合、手汗などの「多汗症」などの治療薬に処方されるくらい強い制汗効果のある成分です。
塩化アルミニウムが汗と反応して固まり、汗が出る線をふさぐという仕組みです。
「フェノールスルホン酸亜鉛」や「クロルヒドロアルミニウム」も同じように汗腺にフタをする仕組みですが、刺激の強さが違います。
皮膚刺激の強さを分かりやすくすると、
『塩化アルミニウム>クロルヒドロアルミニウム>フェノールスルホン酸亜鉛』
となり、
非常に刺激が強すぎるので、自己判断で使用するのは推奨できません。
まあ、
医者が処方するぐらいだから「制汗効果」は間違いないし、「パッチテスト」をしてみて肌へのダメージがなければ、夏の間だけ使ってもいいかもね。
ちなみに、
この「塩化アルミニウム」は、「アルミニウムクロリッド」とか「アルミニウムヒドロキシクロリド」と表記されることもあります。
言い忘れてましたが、私は速攻でかゆくなって使用できませんでした💦
制汗作用のある有効成分のまとめ
と言うことで、
制汗効果に優れた代表的な有効成分4種類を説明しましたが、製品の9割以上は「フェノールスルホン酸亜鉛」と「クロルヒドロキシアルミニウム」の2種類の成分が占めています。
そして、
「塩化アルミニウム」が有効成分で配合された製品は海外製がほとんどで、日本製のデオドラント製品には、ほぼ配合されていないので、
「多汗症をどうしてもなんとかしたい!」
「重度のワキガをなんとか抑えたい!」
と悩んでいるなら、海外製のデオドラント製品を試すのもアリだね。
海外製がどうしても不安なら、皮膚科で「多汗症」の診察を受けるとすぐ「塩化アルミニウム」を処方してくれるから、そちらの方が安心だよね。
「乾燥硫酸アルミニウムカリウム(ミョウバン)」は天然成分で体に優しいが鉱物由来なので、金属アレルギーの気があるならしっかり「パッチテスト」をしてから使用すること。
少しでも早く、自分と相性の良い「ワキガクリーム」に出会えるといいね!
一度きりの人生、毎日を楽しく過ごしていきましょ!!
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