【知識】もっと「ワキガ」を理解しよう!
私がワキガを自覚し始めたのが、思春期真っ只中の中学3年生の時です。
20年以上前の当時はスマートフォンの存在もなく、自分がワキガと知るまでに時間がかかりました。
自分がワキガと知ってから、その強烈なニオイに悩みつづけ、当時の対策としては市販の制汗剤でニオイをごまかしてきましたが、ワキガの知識が全くないので、ワキガ対策が対策になっていないし、ニオイがひどくなることもあります。
まずはワキガの知識を簡単に説明しますね。
脇の汗の種類を知ろう。
まずは汗腺の種類を簡単に説明すると、
・アポクリン汗腺
こちらの汗腺の分布は
「脇の下・外耳道・乳首の周辺・肛門付近・瞼・鼻」
にあり毛穴に開口しています。
アポクリン汗の成分は
脂質やタンパク質などを多く含む
乳白色の分泌物を皮膚上に分泌します。
・エクリン汗腺
こちらの汗腺は人間のほぼ全体に分布していて、
人間から出す汗のほとんどは
この「エクリン汗腺」からの汗です。
エクリン汗の成分は
アポクリン汗に比べて薄いのが特徴です。
・皮脂腺
こちらは体毛1本に対してそれぞれ皮脂腺が存在し、
主に皮脂を分泌して
皮膚や毛髪の表面の保護や保湿の働きをしています。
汗は基本無臭なんです。
汗腺の種類を簡単に紹介しましたが、どの汗も分泌されたときにニオイはほとんどありません。
じゃあなんでワキガ臭はキツいのかというと、皮膚の常在細菌の作用で、汗の成分を分解することによって臭いを発します。
常在細菌の好物である「脂質」や「タンパク質」を多く含むアポクリン汗は当然臭いがキツくなるし、エクリン汗は成分が薄いため、それほど臭わないということになります。
ワキガとは、アポクリン汗の成分である皮脂やたんぱく質を分解すると発生するニオイのことを言うのです。
臭いの原因がわかれば対策しやすい
ということで難しく理解する必要はまったくなく、シンプルにこれだけ理解すれば、今後のワキガ対策にかなり役立ちますので、理解して覚えておいてくださいね。
コメントフォーム